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当法人が考えるダメな組織と理想の組織

当法人が採用活動を行ううえで最も重要と考えているのは、当法人と入所者の「マッチング」です。

そして、「マッチング」を成功させるうえで最初に大事になるのは、当法人の実態・実情や、考え方・価値観、求めている人材・馴染まないと考える人材など、良い点も至らない点も含めた、「当法人のありのままをできるだけ多く皆様にお伝えすること」であると考えています。

このページでは、当法人が考える組織論について非常に詳細な記載をしておりますが、当法人としては、当法人の考える組織論を詳細にお伝えするなかで、当法人の組織づくりに対する考え方や価値観を十分に把握していただき、皆様が当法人に応募するかを決める段階において、自分に合うか否か、つまり当法人との「マッチング」を真剣に考えていただければと思い、その材料にしていただくべく本ページを作成いたしました。

以下、当法人がどのような組織をつくろうとしているか詳細に記載させていただきますので、是非、ご自身で「マッチング」をはかるうえでお役立てください。

目次

1.当法人が考えるダメな組織とは

① 業務が属人化している組織(特定の人に頼っている組織)

「この仕事のやり方は〇〇さんしか把握していない」、「この仕事は他の人では務まらないから〇〇さんに全て任せている」など特定の人しかできない業務が存在する組織は非常にもろく、仮にその人が辞めたら組織の戦力が一気に落ちてしまいます。

また、属人化している業務を担っている社員も「自分がいるからこの会社は成り立っている」、「自分がいないとこの会社は回らない」などの発想が芽生え、自分の立場を勘違いし、次第にわがままを述べ横柄に振る舞うようになったり、お局化して社内の人間関係に歪みを生じさせたりします。

そのため、組織内の業務について、可能な限り最低でも同時に2人以上が業務に関わっている状態をつくり、また、専門性の高い弁護士業務などマニュアル化が難しい業務を除き、可能な限り様々な業務についてマニュアルを作成して、マニュアル化された業務についてはマニュアルどおりに進めれば誰が業務を行っても同じクオリティーを実現できるようにしなければなりません。

② 業務の進め方が場当たり的になっている組織

例えば、Aというトラブルが生じた場合の対応方法について、社内で何も決まり事がなく、毎回そのときに対応した社員が臨機応変に乗り切っているような組織では、トラブルAが生じるたびに各社員が対応方法を検討しなければならないため時間のロスが生まれますし、社員によって対応の質の差が生まれ、顧客満足度にも差が生まれる可能性があります。

また、トラブルAが生じたときの対応方法を後輩などに指導するときも、各社員が自身の過去の経験をもとに指導を行うため、指導内容にバラつきが生じ、ノウハウの蓄積の妨げにもなります。

そのため、①とも重なりますが、組織内の業務について、マニュアル化・ルール化・仕組み化できるものは積極的に進めていくことが重要で、これによって業務効率化やノウハウの蓄積だけでなく、顧客に対するサービスの質の向上や社員の精神の平穏なども実現できるようになります。

③ 各社員の立場がフラットな組織

フラットな組織というと、一見、自由かつ平等で素晴らしい組織のように思えますが、各社員がフラット(対等)ということは管理者・責任者が存在しないということになり、各社員は自分の業務について自分だけが責任を負い、最悪、他の社員は全員知らん顔で「自分には関係ない」という状態になりかねません。

そうすると、最終的には、各社員が一体感なくバラバラで、無責任かつ無関心、自分さえよければ良いという個人主義者の集まりになるおそれがあります。

また、各社員がそれぞれバラバラの方向を向いて仕事をする状態にもなりかねないため、会社全体で一致団結して大きな事業を成し遂げなければならない場合やスピード感が必要な事業を行う場合に、組織に一体感や機動力がないことが原因となり、遅れをとってしまう可能性があります。

そのため、社員一人一人が担っている業務については、各業務につき管理者・責任者を置き、管理者・責任者はその社員が行った仕事の結果について責任を負う代わりに、その社員が失敗しないよう管理できる権限を持つという関係を構築していかなければなりません。

そうすることで、社員全員が孤独を感じずに、チームで仕事をしているという感覚が芽生え、組織としての一体感や機動力が生まれてきます。

このような発想のもと、理想的な組織構造とは、各社員の上に各社員を管理する管理者を置き、各管理者の上に各管理者を管理する上位の管理者を置き、その上に最終責任者である経営者が位置するようなピラミッド構造を持つ組織であると考えます。

2.当法人が考える理想の組織とは

オンライン就職説明会

当法人の考える理想の組織は、『何があっても崩れない安定感のある組織』です。

「安定感のある組織」がどのような組織かといえば、上で記載したダメな組織の例①~③が全て当てはまらない組織です。

すなわち、業務の進め方を含む組織に関する全ての事柄について、可能な限りマニュアルやルールが整備され、人に頼らず業務が進められる組織であれば、仮にエースプレイヤーの離職が生じたとしても、仮に複数名の離職が同時に生じたとしても、仮に社員のモチベーションが上がらなかったとしても、業務に大きな支障は生じません。

また、ピラミッド構造のなかで、組織内の全ての業務について、この業務の担当者はどの階層の社員が担って、管理者・責任者はどの階層の社員が担うかをあらかじめ決めておけば、ある業務が発生した際、自動的に誰が担当者となり、誰が管理者・責任者として責任と決定権限を担うかが決まるため、それぞれ定められた役割のもと、業務がベルトコンベアのように自動的に回るようになり、業務遂行に混乱が生じることはなく、各社員は常にスムーズに仕事ができます。

当法人としては、このような組織が真に「安定感のある組織」であると考えていますが、安定感のある組織をつくることで、経営が傾きにくく潰れづらくなるということはもちろん、業務効率化やサービスの質向上による組織利益の最大化、また、それに伴う社員の待遇の最大化や、ノウハウの蓄積や指導のしやすさから生じる社員の成長度の最大化、さらに業務フローが安定することによる社員の精神の平穏や働きやすさの向上、社員が辞めない会社づくりまで実現できるようになります。

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